アイロンプリントシートとは
このサイトでは、ざっくりと、背面にホットメルトの糊がついたシートのことをさします。
大きく分けると、カッティングタイプのシートと、フルカラーで印刷ができるプリンタブルタイプのシートがあり、それぞれ必要な機械や、使い方が異なります。
1:アイロンプリントシートの用途

様々な生地関係のものに使うことができます。
ホットメルトの糊なので、熱をかけることさえできる生地であれば加工が可能です。
2:注意点
ここでは特に注意が必要な生地を2つ紹介します。

撥水加工やナイロン系の素材
しかも、専用糊を使ったシートでも、撥水コーティング内容次第では、剥がれる場合があるため、非常に厄介です。
絶対に剥がれないというものがありませんので、どのシートでも必ずテストをしてから加工することをおすすめします。

ポリエステル生地・昇華転写後のポリエステル生地
例えば、赤のポリエステルのTシャツの上に白いラバーを貼ると、白が赤に染まってくる場合があります。
解決方法は、再昇華防止と記載のあるアイロンプリントシートや、低温短時間で加工ができるアイロンプリントシートを使うことです。
3:カッティングタイプ

カッティングタイプについて詳しくはこちら
4:プリンタブルタイプ(プリントタイプ)

プリンタブルについて詳しくはこちら
主なプリンタ
水性染料プリンタ
家庭用プリンタに多いタイプでEPSON,CANON,などのメーカーが多く販売しています。
黒だけ顔料インクとうたっている場合は、残りは染料インクと考えてください。
水性顔料プリンタ
小型プリンタの中でもビジネス用途のプリンタや、EPSON、CANONの大型プリンタがあげられます。
顔料インク搭載のプリンタは、大抵、機種の詳細に記述があることが多いです。
水性プリンタ用のアイロンプリントシートは、染料用と顔料用にわかれていることがあり、注意が必要です。
また、メーカー純正のインクは顔料だとしても、非純正のインク(サードパーティーのインク)は染料ということもあるため、こちらも注意が必要です。
レーザープリンタ
トナーを使い印刷する、インクジェットプリンタとは根本的に異なるプリンタです。
スピードが速く、ビジネス環境で使われることが多いため、比較的区別しやすいプリンタです。
こちらは、印刷方式が全く異なるため、インクジェット用途のシートは使えません。
溶剤用プリンタ
このサイトで推奨している、プリンタです。
ほぼ全てが業務用途で、屋外耐候や洗濯への耐久性が高い点がポイントです。 このサイトで販売しているプリンタブルのシートはこのプリンタを対象としています。
プリントグッズの業者や、ブランド品が販売しているプリントグッズで使われているシートはこちらが多いです。
昇華転写用プリンタ
昇華インクが搭載されたプリンタです。
アイロンプリントシートのようにメディアに印刷をしてそのメディアを貼るのではなく、紙に印刷したインクを、インクの特性を生かして、生地に移すという流れを取ります。